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評論
訳注日本史料延喜式 下
著者
あらすじ・概要
十世紀初頭に編纂された古代法典で、律令国家の施行細則の全貌を知る貴重な典籍である『延喜式』。
全五十巻におよぶ膨大な分量を誇る、日本文化を育んだ根本資料の全注釈本が、斯界の第一人者による積年の研究成果として、ここに結実した。
第三分冊目となる本巻には第28から第50までの巻、
太政官八省の四省(兵部省、刑部省、大蔵省、宮内省)と宮内の被管官司、弾正台、左右京職、東西市司、東宮坊、勘解由使、六衛府、左右馬寮、兵庫寮、および雑式を収録。
また、16600項目に及ぶ上中巻をあわせた全巻共通の索引、今年になり発見された編者の手沢本に遺された書き入れの一覧や上中巻の改訂情報などもあわせて収録している。