書誌情報
対談/講演
小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏
著者
あらすじ・概要
あまり知られていないが、萩本欽一がコント55号の全盛期に
自分の芸の行く末に悩んで小林信彦のもとを訪ねて以来、
40年以上の長きにわたりふたりの交流は続いてきた。
ただ、対談の形で向き合い、まとまった話をするのは今回が初めてである。
ふたりが実際に接してきた植木等や渥美清、いかりや長介など名喜劇人たちの
知られざる素顔、人気絶頂だったコント55号の秘話など興味深いエピソードが満載!
エンターテイメントの世界を知り尽くした作家と天才コメディアンの対話は
日本の喜劇史を俯瞰する意味からも貴重な資料となっている。
「今、日本にはコメディアンを目指す若者が大勢いるそうですね。
そんな人にもこの本を通じて、ぼくと一緒に小林さんの話を聞いてもらえればいいんじゃないかな。
小さい頃、テレビでハナ肇とクレイジー・キャッツやてんぷくトリオを観て大笑いした
世代の方にも、楽しんでいただけるのではないかな、と思います。
でも、この対談が実現して、いちばん楽しんだのは、間違いなくぼくです。」
(萩本欽一「はじめに」より抜粋)
【目次】
その1・テレビ創成期のヴァラエティ番組
その2・コント55号の時代
その3・笑いをジャズのリズムに乗せて
その4・「喜劇王」エノケンのいた浅草
その5・高度成長期の浅草コメディアン その6・渥美清の大きな足跡
その7・森繁久彌と新宿育ちのコメディアン
その8・劇場で笑う愉しみ