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浜矩子の歴史に学ぶ経済集中講義

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著者

著者:浜 矩子

あらすじ・概要

景気、物価、経済成長、TPP、消費税、法人税、財政赤字、マイナス金利……経済をめぐる諸問題について、“辛口"エコノミストが基礎から鍛える、学び直しの14講義。
通貨・通商をめぐる各国のせめぎ合いは現代から過去へ“歴史逆走方式"で、移り変わる金融政策は各時代を“同時進行方式"で、と縦横無尽の大検証。歴史に学べば経済の“これから"が立体的に見えてくる! 画期的入門書。

【著者略歴】
浜 矩子 1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。75年、三菱総合研究所入社以後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済。主な著書に『中国経済 あやうい本質』(集英社新書)、『さらばアホノミクス 危機の真相』(毎日新聞出版)、『EU消滅 ドイツが世界を滅ぼすか?』(朝日新聞出版)ほか多数。

【目次】
●はじめに
ミステリー好きの皆さんへ 経済は決してあなたを裏切らない! ほか
●第1講義 オリエンテーション 経済の謎はどう解く?
謎解き事例その1 こうなると、どうなる?/過去の鏡に照らして今を理解する ほか
●第2講義 経済学のはじまり
なぜ、歴史に頼るのか/なぜ『国富論』なのか/「見えざる手」の真意 ほか
●第3講義 経済探偵の絵解き術
「景気」は「景色」/経済的風景画の構成要素/量と値段の関係をどう絵解きするか ほか
●第4講義 通貨(1) 通貨に命を吹き込むものは?
通貨無くして価格無し/古代人の通貨的知恵/通貨の通用性は信頼関係の証
●第5講義 通貨(2) せめぎ合う通貨と通貨
通貨の三大機能もやっぱり人間関係次第/通貨戦争から「管理通貨制」へ ほか
●第6講義 通商(1) TPPの正体見れば
自由貿易をもたらさない「自由貿易協定」/WTO学園対FTA塾 ほか
●第7講義 通商(2) 分断と排除の世界に引き戻されないために
「今」から「戦間期」への逆行を回避するには/イギリスのEU離脱をどう読むか ほか
●第8講義 租税(1) 政府は市場の「外付け装置」
財政という名の外付け装置/消費税とはどんな税?/租税体系は国の成熟度に見合う ほか
●第9講義 租税(2) 税の体系に求められる哲学とは
法人税減税論議の怪/求められる21世紀版シャウプ勧告 ほか
●第10講義 財政(1) 財政赤字転落への道
許せる借金、許せない借金/基礎的収支は黒字が一番?/財政均衡は至難の道 ほか
●第11講義 財政(2) 社会保障費は「敵城の本丸」か?
社会保障制度の早送り歴史探訪/「救貧」から「権利」への長い道のり ほか
ほか