書誌情報
集英社文庫
0葬 ――あっさり死ぬ
著者
あらすじ・概要
日本の葬儀代は世界一。葬式や墓に何百万円もかける必要が本当にあるのか。遺族が散骨を行う「マイ自然葬」、そして葬儀をせず遺骨すら受け取らず、墓も作らない「0葬」へと時代は確実に進んでいる。超高齢化が進み、死者を葬り、弔うことへの意識は昔と大きく変化してきた。もはや死後、遺体を適切に処理するだけで十分なのだ。遺族へ迷惑をかけない逝き方に悩むあなたに必読の「終活」入門書。
はじめに
第一章 人を葬ることは相当に面倒である
第二章 なぜ葬儀や墓はこんなにも厄介になったのか
第三章 生老病死につけこむ資本の論理
第四章 死者が増えるから葬儀で儲けようとする人々が次々とあらわれる
第五章 世間体を気にするがゆえに資本の論理につけこまれる
第六章 仏教式の葬儀は本当に必要なのか
第七章 マイ自然葬、そして究極の0葬へ
第八章 人は死ねばゴミになる
おわりに
文庫版あとがき