ワーク・ライフ・
バランス推進
WORK–LIFE BALANCE

両立支援制度

育児・介護中の社員をサポート!

子どもから大人まで様々な人に向けて出版物をつくっている集英社。社員たちも年代、性別問わず、それぞれ個性や得意なことを活かして働いています。もちろんそのなかには、子育て真っ最中の人もいれば、家族を介護しながら働く人もいます。社員がもてる能力を発揮して活躍するためには、社内の環境整備も重要。すべての社員が安心して働けるように、集英社では様々な両立支援を推進しています。

両立支援制度一覧

【出産・育児関連】
女性 妊娠休暇(月2日まで。半休可)
妊娠時短(午前60分・午後60分まで)
産前産後休暇(16週間)
男性 妻出産休暇(3日間)
出生時育児休業(生後8週以内のうち4週間)
男女 育児休業(最長満2歳まで)
育児時短(最長2歳8週まで/1日2時間まで)
保育時短(未就学児。遅出または早退を1日1時間または2時間)
看護休暇(小6までの子1人につき年5日間。1時間単位の休暇取得可)
特例勤務<乳幼児>(未就学児の定期予防接種、定期健診のみなし勤務)
ベビーシッター補助(小3まで)
病児保育補助(小3まで)
在宅勤務
【介護関連】
男女 介護休暇(要介護家族1人につき年5日間。1時間単位の休暇取得可)
介護時短(最長3年間。遅出または早退を1日合計2時間まで)
介護休業(要介護家族1人につき最長2年間)
在宅勤務

両立支援制度の利用状況

女性社員の育児休業取得率

2020年~2022年の3年間に出産した女性社員は計14名。その全員が産前産後休暇を取得したのちに、育児休業を取得しています。
産休・育休開始前および復職前には、本人・所属部署の上長・人事部の三者による面談の場を設けています。妊娠期間中の体調にはじまり、産休・育休の取得希望期間、復職後の保育状況や働き方など、社員一人ひとり事情は異なります。不安や心配事をきめ細やかにヒアリングして、産休・育休取得から復職までを、円滑に進められるように体制を整えています。

育休取得した女性社員の復職率

育児休業を取得した女性社員の復職率は、2020年~2022年の実績で100%です。一方、政府が掲げている第1子出産前後の女性の継続就業率の目標数値は、2025年までに70%。集英社では出産後も仕事を続けるのが当たり前になっており、世間一般と比べ、女性の活躍が進んでいると言えそうです。

男性社員の育児休業取得率

2020年~2022年の3年間に子どもが出生した男性社員は計44名。そのうち9名が育児休業を取得しています。取得期間は数週間~1年半以上まで、各社員の希望によって様々ですが、一定期間仕事を離れて子育てに専念することで、プライベートが充実し、それが仕事にも良い影響を与える側面もあるようです。
2022年10月1日施行の改正育児介護休業法により、男性の育児休業を後押しする動きが高まっています。集英社では2021年にはじめて男性の育児休業取得率が25%を超えました。2022年以降も男性社員の育児休業取得者(予定を含む)や相談件数はさらに増えている状況です。

男性社員の看護休暇取得状況

集英社では看護休暇として小学校6年生までの子どもを養育する社員に対し、子どもひとりにつき年5日の有給休暇を付与しています。以前は看護休暇の利用者の多くは女性社員でしたが、周知を進めた結果、近年は男性社員の利用(合計取得日数、対象者における利用者割合)が増えています。2020年以降、看護休暇利用者は減っていますが、コロナ禍の影響でリモートワークが増えたことも一因として考えられます。

両立支援制度利用者
インタビュー

育休を取得した社員に聞きました!

夫とともに育児に専念できた、2人目育休
3歳差の姉弟出産のタイミングで、それぞれ1年半の産休育休を取得しました。2人目のときは夫も同時に数か月育休をとることができ、助け合いながら育児に専念できたのはとてもありがたかったです。産休育休の前後も上司が仕事量を調整してくれて、あまり無理することなく過ごせました。また、長く仕事から離れることで、復帰後は改めて新しい視点で仕事に向き合うことができたのは発見でした。(少女マンガ編集)
夫婦一緒に、親として成長できた育休
妻が里帰り出産から戻ってきたタイミングで、数週間の育児休業を取得しました。両親や祖父母など助けの手が多い実家から、いきなりの日中ワンオペ育児では不安だろうと思ったためです。夫婦で親としての成長を共にすることができたので、子育てに関して信頼し合えていると思います。私は朝早く起きるのが苦にならないので、復職した現在は、朝と晩に子供との時間を楽しんでいます。(青年マンガ編集)
合宿のように濃密だった育休の日々
育児本やWeb、アプリで妻の出産前に知識をつけても、いざ本番! となると気後れしてしまうもの。1か月半の育休取得によるフルタイム育児は、大量の実践の機会を与えてくれる「合宿」のようでした。ひたすら子どもの世話に明け暮れた経験は自信につながり、復帰後の育児にも積極的になれました。快く送り出してくれた職場のみなさんに感謝です。(商品企画)

利用者のクチコミ

看護休暇

子供は保育園などで感染症をもらってきやすく、すぐに熱を出します。そんな時に、看護休暇にはとても助かっています。(青年マンガ編集・男性)

特例出退勤

娘は病院が苦手で、予防接種後は毎回しばらく号泣……。特例退勤で少し早く退社することで、気持ちの余裕を持って対応することができています。(ライツ・女性)

※乳幼児定期健診・予防接種のために遅出・
早退をしても
定時勤務とみなされる制度。

ベビーシッター料金補助

両親とも仕事で帰りが遅い日などの利用はもちろんですが、上の子の習い事の間に下の子を見てもらうなど、臨機応変にお願いできるので助かっています。(ファッション誌編集・女性)

介護休暇

遠方の施設にいる母。介護休暇で平日堂々と(?)会いに行けるのもありがたいのですが、介護時休を使ってオンライン面会も叶いました!手厚い福利厚生のお陰で親孝行の機会を与えてもらっています。(管理・女性)

次世代育成支援と女性活躍推進

集英社は「くるみん」認定企業です

集英社は少子化問題に取り組む「子育てサポート企業」として、2009年より厚生労働省から認定を受けて「くるみん」マークを取得し、2015年にも認定を更新しています。次世代を担う子どもたちのすこやかな成長を願うとともに、育児中の社員が十分に能力を発揮しながら、仕事と育児を両立できる職場環境の整備に取り組んでいます。

さらなる女性活躍に向けて

社員に占める女性の割合は4割強。集英社には若手はもちろん、編集長・課長から部長、役員まで、年代も役職も様々な女性が大勢います。2016年1月の「女性活躍推進法」の施行以降、さらに女性の活躍を後押しするための「行動計画」を策定しています。女性が活躍しやすい会社は、男性にとっても働きやすい会社であるはず、という理念から、行動計画には男性の両立支援制度の利用推進も盛り込んでいます。