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文学全集
完訳ファーブル昆虫記 第3巻 上
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あらすじ・概要
他の生物に寄生するのは怠惰な生き方なのか?
3巻上は暗い土の中でカブトムシの幼虫を一瞬にして仕留め麻酔をかけるツチバチや、産卵管を他のハチの巣に突き刺して卵を寄生させるシリアゲコバチなど様々なハチの本能の神秘を教えてくれる。
【目次】
1章 ツチバチの狩り――地中で獲物を追いかける
(標本図・フタスジツチバチ、ミダレツチバチ)
2章 ツチバチ幼虫の危険な食事――獲物を殺さずに食べ進む
3章 ツチバチの繭――狩られるものたちの生理と生態
4章 ツチバチの狩りの困難さ――どうやって土の中で獲物に麻酔をかけるのか
(図・膜翅目〔ハチ類〕の系統分類)
5章 寄生者と狩人――壮大な略奪行為
6章 巣の乗っ取りと寄生の起源――寄生バチとヌリハナバチ
7章 ヌリハナバチと寄生者――自分で巣を造るもの、他人の巣を使うもの
8章 ホシツリアブ――ヌリハナバチに寄生するもの
(標本図・ミスジホシツリアブ、ミスジホシツリアブの蛹)
9章 シリアゲコバチ――腹部に、複雑に収納された長い産卵管
(標本図・オオシリアゲコバチ)
10章 オナガコバチ――泥の巣に産卵管を深く刺し込む寄生バチ
(標本図・ハナバチヤドリオナガコバチ)
11章 ホシツリアブの幼虫――成長段階で二つの型をもつ幼虫の暮らし