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文学全集

完訳ファーブル昆虫記 第10巻 上

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あらすじ・概要

全20冊分冊中第19回配本。ミノタウロスセンチコガネとウシエンマコガネという近い仲間であっても、大きく異なる生態をもつ糞虫の暮らしを描く。訳者のコレクションから原寸大の標本写真も掲載。

【目次】
1章 ミノタウロスセンチコガネ――とんでもなく深い巣穴
(標本図・ミノタウロスセンチコガネ〔雌・雄〕)
2章 ミノタウロスセンチコガネの巣穴――第一の観察装置
3章 ミノタウロスセンチコガネの子育て――第二の観察装置
4章 ミノタウロスセンチコガネの美徳――進化論は番(つがい)の役割分担を説明できるのか
5章 タマゾウムシ――食草(しょくそう)の実(み)から出て暮らすゾウムシ幼虫の例外
(標本図・モウズイカタマゾウムシ〔雌〕、モウズイカゾウムシ〔雌〕)
6章 ヒロムネウスバカミキリ――コッススの饗宴(きょうえん)
(標本図・ヒロムネウスバカミキリ〔雄〕)
7章 ウシエンマコガネ――番(つがい)の絆きずなの強さ、弱さ
(標本図・ウシエンマコガネ〔雌・雄〕)
8章 ウシエンマコガネの幼虫と蛹(さなぎ)――蛹のときにはあって成虫になると消える角(つの)
9章 マツノヒゲコガネ――夏至の夜、松葉を齧(かじ)る美髯(びぜん)の伊達者(だてしゃ)
(標本図・マツノヒゲコガネ〔雄〕)
10章 キショウブサルゾウムシ――幼虫はどうしてキショウブしか食べないのか
(標本図・キショウブサルゾウムシ〔雄〕)
11章 草食の虫たち――植物食の虫は決まった食物、肉食の虫は肉ならなんでも
12章 昆虫の矮小型(わいしょうがた)――幼虫時代の栄養状態と成虫になったときの大きさ
13章 昆虫の異常型――科学の地平にそびえる“杖(リトウウス)"