書誌情報
集英社オレンジ文庫
後宮の烏 5
著者
あらすじ・概要
高峻は寿雪を救い出すため、もっとも険しい道を選び、進んでいく。
初代烏妃、香薔(こうしょう)の過ちをただすこと。
すなわち、香薔が烏妃のなかに閉じ込めた烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)を解放すること。
この秋、宮中は慶事に沸いた。
同じ頃、先の騒動の影響で夜明宮は、ひっそりと静まり返っていた……。
烏妃はひとりで在るもの。先代、烏妃の戒めが、寿雪の胸を刺す。
それでも周囲には九九や温螢、淡海たちがいる。
寿雪は、抱えたものを守り通すため、烏妃として突きつけられた切ない運命(さだめ)に対峙することを決意して――。
笑う女
黒い塩
烏妃の首飾り
破界
互いの思いが重なる時、歴史が動く……。シリーズ続々大重版、圧倒的中華幻想譚。激動の第五弾!