書誌情報
集英社オレンジ文庫
王女の遺言 4ガーランド王国秘話
著者
あらすじ・概要
死に瀕した国王の言動から、自らの出生に疑いをもったディアナ。
紆余曲折を経て、アレクシアとディアナは再会を果たすが、自分たちの出生の秘密を確かめるため、アレクシアは一人、生誕の地、小夜鳴城を目指す。
当時の生き証人から語られたのは、驚くべきふたりの血の繋がりーー。
時を同じくして国王崩御の報せがもたらされ、王位はエリアスが継承することに。だが、戴冠式当日、残酷な企みが幼い王太子を襲うーー。
ついに玉座への野心を露にした異母兄ウィラード。過去にすべてを失い、最後に“ウィラードの野心”を信じるセラフィーナ。敵対するグレンスター公爵家の、長きにわたる野望。
同じ姿をしながら別々の道を歩んできた二人の少女の、それぞれの選択とは。「それではまるで、あなたのご遺言のように聴こえますが」
王国を揺るがした王位継承身代わり陰謀劇、涙の完結巻。