書誌情報
集英社オレンジ文庫
藤丸物産のごはん話 2麗しのロコモコ
著者
あらすじ・概要
集う社員の数だけ、思い出の味がある――。
藤丸物産の社員食堂で働く杏子は、二か月前に会った社員・通称『藤の君』を捜している。
親切にされてときめいたものの、コンタクトが外れていたせいで顔が見られず、至近距離で視界に飛び込んできた社員証にあった「藤」の字しか認識できなかったのだ。
これまで何人か名前に「藤」が入る社員と関わったり、情報を得たりはしたものの、いまだ『藤の君』は見つけられていない。
そんな中、社員食堂に届いたクレームがきっかけで、杏子はパートたちとの関係がぎくしゃくしてしまう。
しかも、自分をこき使う年下の調理師・渚に『藤の君』である可能性が出てきたり、新メニュー開発がなかなかうまくいかなかったり、ストレスの溜まる毎日で…?