書誌情報
集英社オレンジ文庫
掌侍・大江荇子の宮中事件簿 五
著者
あらすじ・概要
寵愛も、出世も、鍵は帝の腹心たる荇子(こうこ)が握っている!?
働く平安女官のお仕事事件簿 第5弾!
不本意ながら、帝の腹心の部下となってしまった内裏女房の荇子。東宮の立坊を機に返り咲きをもくろむ南院家にはすり寄られ、帝の寵愛を荇子が左右しているという噂を聞きつけた北院家からは袖の下を送られ、日常業務もままならない。そんな中、南院家の流れをくむ二の宮が身罷り、荇子が法要の手伝いをすることに。だが予想だにしない事実と事件が待ち構えていた……。
「殺めたのか?」
「なぜ、殺めた?」
宮中に噂が駆け巡る時、渦中には荇子がいる。
渦中のど真ん中に据えられた荇子は、すべての火の粉を払うことができるのか!?