書誌情報
集英社オレンジ文庫
後宮の迷い姫 消えた寵姫と謎の幽鬼
著者
あらすじ・概要
後宮でひとりの寵姫が姿を消した。
皇帝の追及は苛烈を極めたが、手がかりはなにも見つからないまま、時は過ぎ―――。
17年前の内乱で孤児となった道女見習いの凛レイは、迷呪持ちでありながら迷った先で幸運に出会うという不思議な縁の持ち主。いつものように迷った先で高官・明真に出会い、その能力を見込まれて下級妃として後宮入りすることに。そして明真が言うには、桐ショウヨという失踪した姫はなぜか凛レイに非常に酷似しているのだという。
異様な設計が施された後宮で道に迷いながらも、寵姫の行方を探る凛レイ。ある晩、猫を追って迷い込んだ謎の広場で、美しい幽鬼と出会う。幽鬼は「桐ショウヨを探し続けるのであれば、命はない」となぜか凛レイを脅して……?
探しても探せなくても絶体絶命!? 後宮×失踪謎解きミステリー!
姿を消した妃と、摩訶不思議な後宮に隠された謎が交わる時、驚愕の真実が姿を現す……!