書誌情報
集英社新書
<ヴィジュアル版>神と仏の道を歩く神仏霊場 巡拝の道 公式ガイドブック
著者
あらすじ・概要
140年の時を超えて、手を結んだ150の古社名刹
西国(近畿)の名だたる古社名刹が手を結び、「神仏和合」にもとづく新しい組織「神仏霊場会」を設立、「巡拝の道」が誕生した。参加社寺は一五〇に及ぶ。江戸時代まで盛んに行なわれた伊勢参りや熊野詣のように、神仏を同時に崇拝していた精神風土を現代に取り戻し、末永く百年千年の規模で展開する巡礼ルートだ。本書はその巡拝の道、唯一の公式ガイドブックである。解説に加えて、現代日本の鉛筆画壇の最高峰の作家たちが、全社寺の姿を描き下ろした。細密鉛筆画特有の柔らかさ、精神性が、世界遺産を抱え、美しい景観の保護も目指す「神仏霊場 巡拝の道」に彩りを添えている。
[著者情報]
神仏霊場会(しんぶつれいじょうかい)
神仏霊場会は、広く宗教や思想信条を超えて、人心の平安、社会の安寧、世界の平和を祈願することを目的として西国各地の有力神社・寺院が集い、二〇〇八年三月に設立、「巡拝の道」を定めた。初代会長には東大寺・森本公誠長老が就任。特別参拝・伊勢の神宮を起点に、和歌山(八社五寺)、奈良(九社一九寺)、大阪(一〇社一四寺)、兵庫(八社七寺)、京都(一八社三四寺)、滋賀(七社一一寺)の六〇社九〇寺を巡る。山と森の自然に神仏を感じる長大な「道」である。