書誌情報
集英社新書
江戸・東京 下町の歳時記
著者
あらすじ・概要
江戸から続く行事やしきたりで、四季の移ろい、日々の暮らしを楽しくしよう!
豊かな四季を持つ日本で、かつてわたしたちは時節ごとに旬や気候を取り入れた行事を楽しんできた。初詣の前にする「除夜詣」、煤払いの後で参加者の一番若い者を胴上げするしきたりなど、多くは忘れ去られてしまった行事を学びなおすことで、日々の暮らしがもっと生き生きと豊かなものになり、四季を身近に感じることができるようになるだろう。
本書では元旦から大晦日まで、日本人の中に根付いていた行事、しきたり、衣食住等を豊富なエピソードとともに紹介する。
[著者情報]
荒井 修(あらい おさむ)
一九四八年東京、浅草生まれ。荒井文扇堂四代目社長。桑沢デザイン研究所講師。日本大学芸術学部卒業。舞扇の老舗として、坂東玉三郎、中村勘三郎を始め、歌舞伎界や舞踊界、落語界に大勢の御贔屓を持つ。いとうせいこうとの共著に『江戸のセンス』(集英社新書)。