書誌情報
集英社文庫(日本)
水が消えた大河でルポJR東日本・信濃川不正取水事件
著者
あらすじ・概要
東京の電車は信濃川の水で動いている!?
『南三陸日記』『五色の虹』著者のデビュー作
エネルギーと自然環境、巨大企業との関係を問い直す。
1990年、日本一の大河・信濃川から水が消えた。原因はJR東日本の発電ダムによる無謀ともいえる大量取水。首都圏の鉄道電力を生むために地方の自然が破壊され、人々の暮らしや文化が奪われてきた。その構造は、あの東日本大震災の原発事故へと引き継がれていく。なぜ我々は学べないのか─。かつて見た「大河」本来の姿を取り戻そうと闘い続けた、名も無き人々を追った傑作ルポルタージュ。