書誌情報
集英社文庫(日本)
絆走れ奇跡の子馬
著者
あらすじ・概要
ぼくの、わたしの、南相馬の、福島の思いを乗せて。
東日本大震災の直後から福島競馬と南相馬に寄り添ってきた作者による、希望と祈りの物語。 ドラマ化された名作が文庫化!
拓馬の家は福島県南相馬の競走馬生産牧場だ。2011年3月11日、東日本大震災の津波で牧場は壊滅。愛馬シロは子馬を産み落とし事切れた。恋人も失った拓馬に唯一残された希望である子馬は「リヤンドノール(北の絆)」と名付けられる。競走馬として成長して迎えた日本ダービー。拓馬の、福島の思いを背負うリヤンは奇跡を起こすのか。伝統の祭、相馬野馬追の地を舞台に描く、人と馬の祈りの物語。