書誌情報
集英社文庫(日本)
黒王妃
著者
あらすじ・概要
彼女は死ぬまで黒衣を愛した──。
現代に続くファッションの礎を築いた王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシス(1519-1589)
ルネサンス期、フィレンツェで生まれたカトリーヌ・ドゥ・メディシス。政略結婚でフランス王家に入り、やがて王妃となるも、夫アンリ二世の心は愛妾ディアーヌにあり、宮廷では平民の出と蔑まれる。だが、カトリーヌは料理や服、化粧品などに卓越したセンスを発揮し、宮廷での地位を上げていく。そして、遂に権力の頂点に君臨するが……。現代に続くファッションの礎を築いた王妃の素顔に迫る長編。