書誌情報
集英社文庫(日本)
友の友は友だめおと相談屋奮闘記
著者
あらすじ・概要
本作は野口卓による「人間の業」の肯定である。田口幹人(解説より)
ネガティブな感情を受け入れ、決め付けず、押し付けず。
読めば心が軽くなる軽快痛快青春時代小説! いきなり文庫!
幼馴染たちと釣りに出掛けた信吾。姿を見せた川獺の親子に魚を譲った礼にと、友人の身に迫る危機を知らされる。何とかしなくては! しかし川獺に聞いたといっても、信じてくれるのは妻の波乃くらいしかいない。信吾がとった策は?(「川獺日和」)小僧の常吉の成長を描いた微笑ましい話あり、将棋会所に現れた珍客との心揺さぶられる一幕あり。今回も多彩な魅力でお届けする、痛快青春時代小説。