書誌情報
集英社文庫(日本)
沖縄アンダーグラウンド売春街を生きた者たち
著者
あらすじ・概要
消された街を巡る“沖縄 闇の戦後史”
風俗と歴史の双方の視点から主題が照らし出されているところに迫力がある。五木寛之氏(「日刊ゲンダイ」より)
2010年代初め、「沖縄の恥部」とまで言われた売春街が、浄化運動によって消滅した。戦後間もなく駐留する米兵たちによる性犯罪や性病の蔓延を緩和するための色街だった。著者は売春に従事する女性、風俗店経営者、ヤクザに綿密なインタビューを敢行。なぜ米兵や県外の観光客までこぞって遊びに訪れた色街は消されたのか? 沖縄の"もう一つの戦後史"を炙り出す比類なきノンフィクション。