書誌情報
集英社文庫(日本)
絶声
著者
あらすじ・概要
物語を構築する要素は至って明快なのに、ページを追うごとに謎は深まり、主人公を取り巻く状況は加速しながらめまぐるしく姿を変える。たとえるならば、一級の手品、あるいは数学の名問
今村昌弘氏、感嘆!
莫大な遺産をめぐるどんでん返しノンストップミステリー!!
親父が死んでくれるまであと一時間半──。もう少しで巨額の遺産が手に入る。ずっと父に疎まれ、愛されたこともなく育った大崎正好は、その瞬間を待ち望んでいた。突如、本人名義のブログが更新されるまでは。「私はまだ生きている」……父しか知り得ない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。その声が導くのは、真実か、破滅か。驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!