書誌情報
集英社文庫(日本)
真実の航跡
著者
あらすじ・概要
「法こそ正義」若手弁護士×「掟こそ正義」誇り高き軍人
二人が法廷に立つとき、熱い人間ドラマが生まれる。圧巻の歴史長編!
太平洋戦争中、スマトラ沖で大日本帝国海軍の重巡洋艦が英国商船を撃沈し、捕虜を大量虐殺する事件が起こった。敗戦後、若手弁護士の鮫島は、殺害を指示したとされる五十嵐元中将の戦犯弁護人になる。しかし五十嵐に「死刑を受け入れる」と言われてしまう。それでも減刑を勝ち取るため、鮫島は真相を探っていくと、驚愕の事実が見えてきて──。戦犯裁判を舞台に熱い人間ドラマが繰り広げられる歴史長編。