書誌情報
集英社文庫(日本)
人体模型の夜
著者
あらすじ・概要
眼、鼻、腕、脚……12の部位 パーツ が奏でる甘美と戦慄
稀代の才能が紡ぐホラー小説の極致! 45周年名作復活
首屋敷と呼ばれる空家の地下室にたたずむ、不気味に着飾られた人体模型。忍び込んだ少年がその胸元に耳を押し当て聞いた幻妖と畏怖の12の物語。妻の胎内に悪魔が宿っていると言われた夫は……(「邪眼」)。鋭敏な嗅覚を持つ女性を襲う異臭(「はなびえ」)。人面瘡評論家の私を訪ねてきた男のおぞましい秘密(「膝」)。眼、鼻、腕、脚、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わる───ホラー小説の極致!