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書誌情報

集英社文庫(日本)

ソロバン・キッド

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著者

著者:犬飼 六岐

あらすじ・概要

終戦直後の東京で開催された新型計算機vsソロバンの計算試合!
いきなり日本代表となった男の半生を描いた小説。いきなり文庫!

戦後間もない東京。GHQに接収された劇場で、米国の新型電気計算機と、日本のソロバンとの計算試合が催された。日本代表に選ばれたのは、逓信省に勤める竹崎晴夫。調布の日活映画村で育った心優しい青年は、平穏な人生のある日、いきなり脚光を浴びることに。しかし彼が一世一代の勝負に挑むのは、人生で二度目だった──。知られざる史実を基に、誰もが持つ「譲れないもの」を描きあげた傑作。