書誌情報
集英社文庫(日本)
背高泡立草
著者
あらすじ・概要
長崎の島にある〈家〉と〈人〉の時空を超えた壮大なドラマ
第162回芥川賞受賞作
書き下ろし短編「即日帰郷」も収録!
「別に良いやん、草が生えてたって。誰も使わんっちゃけん」大村奈美は、不機嫌だった。何故空き家である母の実家の納屋の草刈りをするために、これから長崎の島に行かなければならないのか。だが、彼女は道中で家族からある話を聞かされて考えを改める。それは、〈家〉と〈島〉にまつわる時代を超えた壮大な物語だった──。第162回芥川龍之介賞受賞作。書き下ろし短編「即日帰郷」も収録。