書誌情報
集英社文庫(日本)
国盗り合戦 〈二〉
著者
あらすじ・概要
手段は選ばぬ、奪い取れ!
卑劣な奥平藩の侵攻に守勢の椿山藩が繰り出した秘策とは!?
2巻揃って遂に本格始動! 書き下ろし時代小説 いきなり文庫!
ついに奥平藩藩主・宇佐美安綱による侵攻が本格化、椿山藩領・平湯庄に甚大な被害を与える。襲撃には仕官を餌に籠絡した山賊の助五郎一味を使ったため、この企みが露見する恐れはないはずだった。しかし椿山藩の切れ者・田中孫蔵は現場の不条理な状況から、ただの物盗りではないことに感づいていた。そんな中でも吞気な藩主の本郷宗政は、思いもよらない方法で賊をおびき寄せると言い出して——。