書誌情報
集英社文庫(日本)
火車の残花浮雲心霊奇譚
著者
あらすじ・概要
5秒で没入。脳内直撃の映像美。手に汗握るチャンバラ劇──
文芸の異端児が時代小説の概念を覆す!
満足度315 (サイコー) %!! 幕末ホラーミステリ。
「地獄の業火で焼かれるがいい」女の口から漏れた赤い炎が、男の全身を包んだ――。川崎の宿場町で妖怪・火車が次々と人を焼き殺すという怪異が発生。憑きもの落とし・浮雲と薬の行商・土方歳三は、道中で知り合った才谷梅太郎 (実は坂本龍馬) とともに調べを進めると、そこには若く美しい女の悲しい物語が秘められていた。圧倒的な読み心地と猛スピードの展開、驚くべき結末が快感の時代小説。