書誌情報
集英社文庫(日本)
遺言未満、
著者
あらすじ・概要
その時、何を見て何を想い どう果てるのか。
空は蒼く広がっているのだろうか。
風は感じられるのだろうか――
作家、ときどき写真家がカメラを抱えて迷い込んだ“エンディングノート”をめぐる旅17。
お骨でできた仏像、人とのつながりの希薄さが生む孤独死の問題、ハイテクを組み合わせた最新葬祭業界の実情――。
「死とその周辺」がテーマの取材は、かつて経験した九死に一生の出来事、異国で出合った変わった葬送、鬼籍に入った友人たちの思い出などと重なり、やがて真剣に「自分の仕舞い方」と向き合うことになる。
シーナが見出した新たな命の風景とは?