書誌情報
集英社文庫(日本)
辻番奮闘記 六離任
著者
あらすじ・概要
藩のため忠義を尽くす若き辻番の活躍を描く書き下ろし時代小説。
将軍、藩主、さらに長崎奉行からも――次々と降りかかる難題に立ち向かえ!
平戸藩士斎弦ノ丞は、江戸の辻番として、将軍家光への襲撃を阻止するなどの功を挙げ出世。
だが、同僚の反感を買い国元へ帰された。
長崎でも、島原の乱後に増えた牢人らを取り締まる辻番となる。
その頃江戸では、家光と老中松平伊豆守が、目障りな大老の排除を画策し始めていた。
伊豆守は、平戸前藩主が起こした密貿易事件を利用し、有能な弦ノ丞を使おうと……。
藩への忠義に生きる若き剣豪の活躍。