書誌情報
集英社文庫(日本)
左目に映る星
著者
あらすじ・概要
「私はたぶん、この世界の誰とも付き合えない」
孤独を抱える早季子は、かつて存在した「完璧な理解者」と同じ癖を持つ人の存在を知り──。
唯一の理解者だった小学校の同級生・吉住君を想いながら、孤独を抱えて生きる26歳の早季子。他人に恋愛感情が持てず、刹那的な関係を繰り返していたある日、吉住君と自分と同じ癖を持つ宮内の存在を知り、会いたいと思うが、彼はアイドルのファン活動で忙しいという。彼と話すため、地方ライブに同行することにした早季子だったが……。奇妙で愛しい出会いの物語。第37回すばる文学賞受賞作。