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随筆/ノンフィクション/他

最強登山家 プルジャ-不可能を可能にした男-

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著者

著者:ニルマル・プルジャ翻訳者:西山 志緒

あらすじ・概要

「俺、このまま滑落死するのか?」

 こんなはずじゃなかった。強風吹きすさぶなか、断崖にしがみつくように下りながらも、数秒前までは自信たっぷりの足取りだった。
ところが足が滑った瞬間、手でつかめるものが何もなく、アイゼン(金属製のスパイク)の爪もうまく刺さらず、落ち始めた。(本書より)
エベレスト8,000メートル峰14座踏破の世界記録更新、シェルパたちの地位向上、祖国と自然への尊敬。
野望を抱き英国舟艇部隊から登山家に転身し、できることはなんでもやる。超人にして快男児、プルジャが前人未踏の世界記録を打ち立てるまでのリアルな記録。
幼少期を過ごしたネパールの村、グルカ兵としてのミッション、絶景の山など貴重なカラー写真も掲載。

<目次>
1 死か、栄光か
2 希望がすべて
3 臆病者になるくらいなら死んだほうがまし
4 飽くなき追求
5 デス・ゾーンへ
6 泳いで月を目指す
7 すばらしいミッション
8 いちかばちか
9 尊敬は勝ち取るもの
10 極限状況でも正常に機能する
11 大救出
12 暗闇へ
13 混乱のとき  
14 サミット・フィーバー
15 山における政治
16 あきらめることを知らない
17 嵐のさなかで
18 荒々しい山
19 山の意向
20 みんなのプロジェクト
21 偉業達成
エピローグ ついに頂点へ

ニルマル・プルジャ
2019年、8,000メートル級14座を7か月で踏破すると宣言、みごと成し遂げた登山家。
1983年ネパールの貧しい家庭に生まれる。
長兄、次兄を追いかけて切磋琢磨し、グルカ兵となる。
英国へ移り、英国舟艇部隊に所属。
2018年、大英帝国勲章をエリザベス2世から授与される。
「願えばかなう」をスローガンに、祖国ネパールのシェルパたちの地位向上を目的のひとつとし、また環境問題への関心も高く、多方面で影響力ある発信を行う。
その型破りなスタイルは世界中にインパクトを与え続けている。