書誌情報
随筆/ノンフィクション/他
安藤・岩野の「これからこうなる!」―ゲームプロデューサーの仕事術―
著者
あらすじ・概要
未来の自分に勝ちにいく!
スクウェア・エニックス(スクエニ)のゲームプロデューサーとして『拡散性ミリオンアーサー』など数々の作品を手がけた安藤武博と岩野弘明が綴る、ヒット作を生むための仕事術。
かつてスクエニに存在した「特モバイル2部」で、安藤・岩野の二人は上司と部下としてゲームづくりを行っていました。
この本は、二人が特モバイル2部でのゲームづくりを経て、安藤Pは起業し、岩野Pはスクエニに在籍して新たなゲームづくりを続けるという変遷のさなかに、ゲーム業界情報サイトで連載した記事を単行本化したものです。
「“ヒットを狙うための三つの条件"とは?」
「売れるゲームには、カタルシスがある」
「プロデューサーとディレクターの違いは何か?」
「打席に立つために必要なこと」
「プロモーションの拡散力を高める秘訣」
「日本のスマホゲーム業界が危うい」
「心が折れそうなときに読む話」
「スクエニで最もプレゼンがうまいと言われたおれが極意を教えよう」
「サラリーマンクリエイターの働き方は、すでに限界を超えている」
──ゲーム業界の流れや会社員としての仕事の進め方、ゲームづくりの要点、会社員ではなくなったときに直面した出来事、ゲームや仕事はこれからこうなる、という彼らの私見は、仕事に向かう活力を与えてくれます。
これからの自分を進化させる一冊!
章タイトル
第1章 大事なことは全部ゲームが教えてくれた
第2章 ドラクエでもFFでもないアウトサイダーの集まり、「特モバイル2部」の教え
第3章 「勝つ」ための秘策
第4章 仕事を進化させるために「変化」する
「これからこうなる」と言い切ろう(著者より)
「これからこうなる」。未来のことは誰にもわからなくても、私たちにはそれを考える自由があります。ここに波が「来るんじゃないか」と思っていても、来てから何かやろうとしても遅い。ここに波が「来るんだ! 」と決めてしまうのです。そうすれば、来る日のための準備ができるのですから。確証がないからと曖昧な状態でいるよりも、これだと言い切ることで、行動の精度は高まります。
この本にはほとんどゲームの話ばかりが並んでいますが、それは私たちが24時間、365日、ゲームのことばかり考えて生きているからです。
皆さんにも、寝ても覚めても忘れられないものがあることでしょう。ゲームの話はよくわからないよ、という方は、ご自身の夢中なことに置き換えて読んでいただくと新たな発見があるかもしれません。
ゲームクリエイターを目指す方々にとっては、これからするかもしれない回り道が、この本によって近道になることを願います。(安藤武博)