書誌情報
随筆/ノンフィクション/他
知のトレッキング叢書秘伝「書く」技術
著者
あらすじ・概要
<目次より>
第一章:創作の現場 一つの小説ができるまで
ある日、事故のようにテーマに遭遇する/取材先の雲南省で「五芒星」に出会う /まず年表と日表を作成する/『陰陽師』には「とにかく書く」術 を使う/ 『魔獣狩り』のベッドシーンの素晴らしい点 ほか
第二章:創作の技術 面白い物語をつくるポイント
四歳からぼくは作家だった/文字のない時代にも物語はあった/悪役の系譜から 生まれた安倍晴明/どうしても源博雅が必要だった理由/「椅子取 りゲームで す」と口説かれて書いた『神々の山嶺』ほか
第三章:創作の継続 どうやれば続けられるか
趣味が仕事の幅を広げてくれる/三〇代の文章と六〇代の文章の違い/どうやっ て売れる本を書くか/新しいペンネームでデビューする理由/最後 に書くと決 めた「最終小説」ほか
<著者について>
小説家。1951年、神奈川県生まれ。東海大学文学部日本文学科卒業。77年、作家 デビュー。「キマイラ」「サイコダイバー」「陰陽師」など のシリーズ作品で 人気を集める。89年、『上弦の月を喰べる獅子』(ハヤカワ文庫)で日本SF大 賞、98年、『神々の山嶺』(集英社文庫)で 柴田錬三郎賞、2011年『大江戸釣 客伝』(講談社文庫)で泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞(2012 年)などを受賞。