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書誌情報

インターナショナル新書

味なニッポン戦後史

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著者

著者:澁川 祐子

あらすじ・概要

なぜ「味の素」論争は終わらないのか?
いつから「甘くなくておいしい」と言われ始めたのか。
「若者のビール離れ」は本当か。


基本五味(うま味、塩味、甘味、酸味、苦味)に辛味、第六の味覚と目される脂肪味を加えた7つの味から読み解く異色の戦後史。
食糧難から高度成長、バブル崩壊、格差の拡大へ――。世相とともに日本人の味の嗜好も揺れ動いてきた。
味覚の変遷をたどれば、新たな「戦後ニッポン」が見えてくる!

●通説・神話・常識を揺さぶる「味な史実」
【うま味】かつお節と昆布の合わせだしは「和食の伝統」?
【塩味】塩の種類がスーパーで急に増えた理由
【甘味】ゼロカロリー人気でも野菜はどんどん甘くなる
【酸味】「飲む酢」ヒットの裏にある健康プレッシャー
【苦味】「若者のビール離れ」説は本当なのか?
【辛味】新人類が80年代激辛バブルを引き起こした
【脂肪味】バターvs.マーガリン「体に悪い」のはどっち?

【著者プロフィール】
澁川祐子(しぶかわ・ゆうこ)
1974年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部を卒業後、フリーのライターとして活動する傍ら、「民藝」(日本民藝協会)の編集に携わる。現在は食や工芸を中心に執筆。著書に『オムライスの秘密 メロンパンの謎 人気メニュー誕生ものがたり』(新潮文庫)。編著に『スリップウェア』(誠文堂新光社)。企画・構成に山本彩香著『にちにいまし ちょっといい明日をつくる琉球料理と沖縄の言葉』(文藝春秋)など。