集英社コバルト文庫
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2011年7月1日発売
(紙版2007年11月30日発売)
著:毛利志生子イラストレーター:増田メグミ
王太子ラセルの家出の原因は、彼の出自に関して流された心ない噂だった。「ぼくがいなくなればいいと思ったんだ」と話すラセルに、リジムは前妻ティカルとの真実を明かし……。噂の責任追及で揺れる王宮の水面下では、ケレスが提案した「ある計画」のため、出兵の準備が始まっていた。そんな中、翠蘭は予定より早く出産の時を迎えて…!? 動き始めた運命の歯車…もう誰にも止められない!