書誌情報
集英社オレンジ文庫
神招きの庭 5 綾なす道は天を指す
著者
あらすじ・概要
神鎮めの儀で命を落としたはずの二藍は生きていた。二藍の死を証言した綾芽はその二藍によって虚言の罪でとらえられ、幽閉されてしまう。何者かが二藍になりすましているのではないかと疑った綾芽は脱出すると、真相を知るであろう十櫛のもとへ行く。そこで十櫛は「殿下をお救いできるのは羅覇だけだ」と告げる。綾芽は禁苑の匳(くしげ)の岩山の洞窟に留め置かれた仇敵・羅覇を尚の大神の助けをかりて脱出させ二藍のいる斎庭(ゆにわ)へ連れて行く。そこで羅覇が綾芽に提案したのは二藍を殺すことだった……。
第一章 亡き春宮の心をはかる
第二章 ふたりの王子の秘めごとの露となる
第三章 古き友に導かれ新しき縁を結ぶ
第四章 春宮妃、流れをあつめて道を拓く
第五章 春宮、焔のさきをゆく