書誌情報
集英社オレンジ文庫
龍貴国宝伝 蝶は宮廷に舞いおりる
著者
あらすじ・概要
代々引き継がれてきた神聖な武器“宝具”を受け継ぐ者が皇帝に即位する「龍貴国」。その宝具を皇太子が継承する成人の儀で、若き宝具師・硝飛は宝具を偽物だと指摘した。儀式は中断。だが、証拠を示せなかった硝飛は投獄された。一方、宝具を管理していた名家の公子である林迅もまた、一族を守るために宝具すり替えの犯人を探し出す必要があった。硝飛は幼馴染みである林迅の手引きで脱獄し、二人で本物の宝具の行方を追う。すると国家を揺るがす陰謀と、意外な人物の思惑に辿りついた。自由奔放な庶民の硝飛、カタブツ公子の林迅。家柄も性格も正反対な凸凹コンビが歴史に埋もれた真実を暴く! 最後に玉座に座るのは誰だ?
序章 魂縛
第一章 虚しい再会
第二章 囚われの宝具師
第三章 畔南の少女
第四章 触れ合う心
第五章 忘れられた後宮
第六章 それぞれの宝具
第七章 暴かれる真実
終章 ふさわしいもの