書誌情報

集英社オレンジ文庫

霜雪記 眠り姫の客人

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試し読み

著者

著:佐倉ユミイラスト:あき

あらすじ・概要

西の果ての国・銀盞(ギンセン)には、術師の呪いによって二百年眠り続ける姫君がいる――そんなおとぎ話と共に、術師が人々から恐れられる世界。旅の商人ヤコウは、ひょんなことから謎多き術師・ソウシと樫の木の精霊・緑禅の供として、道中の世話をすることになる。「僕は眠りの物語を集めて旅をしているのです。長い間、ずっと」ソウシは自分が「言葉を持たぬものや文字を持たない文明が、世界に残した記憶を読み解く」力を持つ、いわば想術師だと語り、ソウシとヤコウの旅は、やがて遥かなる「祈り」を呼び起こすことになる。「眠りの物語」を巡る、翠色のフェアリーテール!


第一章
太陽の種
第二章
第三章
涙のにおい
第四章
月の片割れの忘れ物
第五章
銀盞国の眠り姫
終章