書誌情報
集英社オレンジ文庫
京都伏見は水神さまのいたはるところ ふたりの春と翡翠の空
著者
あらすじ・概要
デートの約束をしていたひろと拓己。しかし拓己が体調を崩してしまう。その原因が、拓己が小学生の蓮という少年と訪ねた桃山の幽霊屋敷にあると知って水神の化身シロとともに屋敷を訪れたひろの前に、ヒスイと名乗る謎の美青年が現れる。その屋敷は多くの作品に命を吹き込んで三十年前に亡くなった彫刻家、吉楽雀の屋敷だった。蓮が屋敷の庭にあった彫刻を壊したことが原因で、拓己と蓮は体調を崩したらしいのだ。水の加護篤いひろが、いつも自分を守ってくれている拓己のために謎の解明に立ち向かう! 京都あやかし事鎮め、大人編で二人の恋と仕事の行方は?
一 清流の主
二 憧憬の炎
三 「ずっと一緒」