書誌情報
集英社オレンジ文庫
月下冥宮の祈り 冥王はわたしの守護者
著者
あらすじ・概要
ミランが目覚めると、そこは見知らぬ花畑。名前以外の記憶を失っており、高校の制服以外、素性のわかるような物も持っていない。ここはどこなのか、自分は何者なのか…。手がかりを求めてさまようミランは、なんとか辿り着いた『お屋敷』で銀髪の美青年リヒトと出会い、ここが死者の魂を浄化する冥界で、彼は冥王だと聞かされる。リヒトによれば、ミランは死んでおらず、魂だけが冥界に来ているらしい。ミランは記憶を取り戻して現世へ帰るため、亡者を冥界に送るリヒトの仕事を手伝うことに。厳しくもやさしいリヒトにどこか懐かしさを覚えるミランは、次第にこのまま冥界へ残りたいと思うようになり…。
序章
一章 冥界に迷い込んだ少女
二章 夢のように美しい世界
三章 少しずつ戻っていく記憶
四章 女神の戯れ
五章 すべての記憶が戻るとき
六章 新たなる目覚め
終章