書誌情報
集英社オレンジ文庫
廃嫡皇子・珠怜永の中華宮廷推理録 ~瑞鳥来たりて叙説する~
著者
あらすじ・概要
皇后だった実母が禁忌を犯し廃嫡された香綺国の皇子・怜永は、病に倒れた養母の治療法を求め、秘術に通じる孤島の紅紗族を訪ねた。偶然にも紅紗の盟主・雀炎の力を借りることができ、養母を苦しめる原因は呪術だと判明する。折しも宮廷では不可解な事件が相次いでいた。怜永は再び雀炎と共に捜査にあたるが、すべては怜永が廃嫡された15年前に行き着く。陰謀渦巻く宮中で、誰が誰を呪っているのか? 謎が謎を呼ぶ中華宮廷幻惑奇譚。陰謀、愛、呪術…点が線になる時、廃嫡皇子は真実を知る!
序章 紅紗の凰
第一章 後宮の隠れ花
第二章 蝶々炎上
第三章 桜霧散
第四章 羅玄の印
終章 海を渡る鳥