書誌情報
集英社新書
「言葉」が暴走する時代の処世術
著者
あらすじ・概要
人間関係の基本、それは愛を求めないこと。いつでも、どこでも、誰とでもつながれる時代。しかし、かえって意思疎通がうまくいかないと感じることはないだろうか。「わかってもらえない」といった日常の出来事から、SNSでの炎上、引きこもりなど、コミュニケーションが断絶されるケースが増えている。この問題に、爆笑問題の太田光と霊長類学者の山極寿一が挑む。ときに同意し、ときに相反しながらたどり着いた答えとは――? 私たちは誤解している。大切なのは、「わかってもらえない」ではなく、「わかろうとすること」、そっと寄り添うことなのだ。コミュニケーションに悩む全ての人に贈る処方箋!
まえがき 爆笑問題 太田 光
序章 「新しい」人間の登場――ディストピアへ続く道
第一章 「言葉」が暴走する世界への対処法
第二章 今、失われつつあるもの
第三章 ケンカの目的は和解にある
第四章 「言葉」だけに頼ってはいけない
第五章 「伝える」のではなく、「寄り添う」ことを
あとがき 山極寿一