書誌情報
集英社新書
ヤング中高年 人生100年時代のメンタルヘルス
著者
あらすじ・概要
まだまだ若いと時代に抗う“ヤング中高年”。
彼らのこころが危ない
人生100年時代、世間では50~60代はまだまだ「若い」と言われる。
この年代は、職場では第一線として働き続ける一方で、さまざまなハラスメントに配慮しながら難しい管理業務も こなさなければならない。
日に日に感じる体力とモチベーションの低下……。
そして仕事を離れても、家庭では介護問題やローンなどの金銭的負担が伸し掛かる。
このように、まだ若いと時代に抗う“ヤング中高年”は、公私ともにストレスを抱え、こころを病んでしまう人が多い。
本書では、彼らのメンタルを守りポジティブに生きる方法を、日本のメンタルヘルス予防研究の第一人者が詳細に紹介する。
(本文より)
世間では、人生100年時代、50~60代はまだまだ若いと言われていますが、この年代では体力・気力が低下するだけでなく、こころをともに「病む」人が多くなっています。
仕事への動機づけも高く、自分はまだ「できる」と感じている一方で、部下を持ち、難しい管理業務をこなさなければなりません。
また、介護や家庭の問題、ローンなどの金銭的負担ものしかかり、公私ともにストレスを抱える人が増えています。
本書では、そんなヤング中高年のこころを守り、ポジティブに生きる術を教授するつもりです。
自分のことを知り、自分のメンタルヘルスをよくすることと併せて、自分とつながる他者のメンタルヘルスをよくする方法も知り、日常生活に活かしていただきたい、これが私の望みです。
はじめに
第1章 ヤング中高年の困惑
第2章 日本のメンタルヘルス対策の現状
第3章 メンタルヘルス問題のプリベンション(予防)
第4章 メンタルヘルス・プロモーション――こころのABC活動
第5章 その他のメンタルヘルス・プロモーション
第6章 メンタルヘルス・プロモーション活動を習慣化させる
第7章 まわりの人のメンタルヘルスをよくする
第8章 コロナ禍におけるメンタルヘルス・プロモーション
おわりに