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集英社新書

クラシックカー屋一代記

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著者

著:涌井清春著:金子浩久

あらすじ・概要

自動車という乗り物が「EV」「自動運転」「シェア」という方向に急激に動いている現代は、
自動車誕生一四〇年の歴史の中でも最も大きなパラダイムシフトであり、
同時に機械の塊を操る悦び、モノを所有し愛でるという自動車が培ってきた文化の危機でもある。
だからこそ今、日本一のロールスロイスとベントレーのクラシックカーコレクターで販売も行う涌井が、
自動車の歴史、文化・機械遺産としてのクラシックカーの存在意義、
大量生産・消費・廃棄の時代に一台を大事に乗り継ぐ生き方や、顔の見える商いへのこだわりを語る。
現代社会が「効率」の名の下に見失ってきた大事な物語が、ここにはまだ生きている。

はじめに
第1章 バーゼルのロールスロイス
第2章 切手、蝶々とオートバイ
第3章 最初に売ったシルバーシャドウ
第4章 アメリカとイギリスのパートナーたち
第5章 コレクターの心情
第6章 売らないクルマ屋
第7章 ミュージアムを作ろう!
第8章 機械遺産の継承を手伝う
第9章 クラシックカーと自動車メーカー、そしてCASE
第10章 クラシックカーの楽しみ方
第11章 ブリストルで初心に還る
第12章 特別対談 涌井清春×金子浩久
おわりに