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集英社新書

イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇

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あらすじ・概要

認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのこと。プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。

第一章 「プロジェクション」がもたらす功罪
第二章 そのプロジェクションは他者から操作されている
第三章 無意識のプロジェクションがあなたを悩ませる
第四章 プロジェクションに取りこまれない
あとがきにかえて