あらすじ・概要

世襲、裏金、カルトとの癒着、経済失政、そして、アメリカに何もものが言えない自民党政治。この自民党の源流は岸信介・清和会にあると言える。しかし戦後、岸やＧＨＱとも一線を画す、保守本流の源流となった政治家がいた。石橋湛山。その湛山に今、国内外から注目が集まっている。そこで湛山の孫弟子である元衆議院議員の田中秀征と、湛山に関する著作もある評論家の佐高信が、彼の思想や真髄を語り、日本政治に必要な保守本流の考え方、政治家像、日本はこの先世界でどうふるまって行くべきかという改革の方向性を語り尽くす。

まえがき――今、なぜ湛山か　佐高信
第一章　小日本主義とは何か？――湛山の本質
第二章　「表安保、裏安保」とは何か？――湛山の知恵
第三章　保守本流をどう再生させるか？――湛山の立場の復活に向けて
第四章　その衣鉢は誰が継ぐ？――湛山の後継者
第五章　湛山を生きるとは？――田中秀征の湛山愛
第六章　未来の湛山どう育てる？――新たなる湛山を求めて
あとがきに代えて――小日本主義の要諦　田中秀征