書誌情報
集英社文庫
辻番奮闘記三 鎖国
著者
あらすじ・概要
三代将軍家光の御世。平戸藩江戸詰め辻番頭だった斎弦ノ丞は、配下の命より藩を重視したため下級藩士達の反発を受け、役目を引いた。家老の姪を妻に迎え、さらに出世したことへの風当たりも強く、国元へ帰す決定がされた。弦ノ丞が平戸に着くと、その有能さに目をつけた国家老は長崎警固を命じ……。貿易の莫大な利益を巡って暗躍する人々に翻弄されながらも、藩のため一命を賭して闘う辻番達!
第一章 国家衰退
第二章 長崎の風景
第三章 敵地騒動
第四章 奉行と代官
第五章 始まる戦い