書誌情報
集英社文庫
国盗り合戦 〈一〉
著者
あらすじ・概要
時は慶安二年、将軍家光の治世。逼迫する財政に業を煮やした奥平藩藩主・宇佐美安綱は、なんと他藩の領地を奪い取ろうと画策、狙われたのは肥沃な領土を持つ隣の椿山藩だった。そんな事態に陥っているとは露も知らぬ椿山藩藩主の本郷宗政は、大事なことは重臣任せで「うつけ」と見られている男。だが、侵略による被害が徐々に宗政の性根を変えてゆき……。野心に燃える譜代大名vs.民に慕われる外様大名――泰平の世に起きた謀略戦、その行方は!?
第一章 二人の大名
第二章 平湯庄
第三章 山賊
第四章 椿事出来
第五章 藩主の裁断
第六章 襲撃やまず