書誌情報
集英社文庫
猫だけがその恋を知っている(かもしれない)
著者
あらすじ・概要
お節介を焼くのは、暇だからだ――海と山に囲まれたこの町で、今日もたくさんの猫たちが人間の恋を見守っている。「オレと、つき合ってくれませんか!」「いや、無理です」憧れの年上女性に失恋した大学生の渉。「前に進むって、なんだと思う?」大切な恋人の“不在”にもがき続けている会社員の千咲。苦しくて、切なくて、でも時々うんと幸せで、諦められない…。『交換ウソ日記』著者が贈る不器用でかっこ悪くて愛おしい、書き下ろし恋愛連作短編集。
プロローグ
(1) ねこ町3丁目のコンビニ
(2) ねこ町2丁目のオフィス街
(3) ねこ町1丁目の喫茶店
(4) ねこ町4丁目の公園
(5) ねこ町3丁目のアパート
エピローグ