書誌情報
集英社文庫
金猫座の男たち
著者
あらすじ・概要
大学生の高瀬歩は、かつて母を捨てた“金猫座”の支配人・健司を訪ね、半ば強引に受付のアルバイトになるが、そこは往年の輝きを失い休館の危機を迎えたポルノ映画館で、訳ありの人々が集まる場所だった…(「昭和の男」)。「咽喉チンコ引っこ抜かれたいんかい、おばはん?」ふとした拍子に『仁義なき戦い』の大友勝利が憑依してしまう気弱な映写技師のてん末とは?(「仁義なき男」)、他2編を収録。映画館という思い出のスイッチを舞台にした、ユーモアと感動に満ちた人情劇場。映画好き・映画館好きに贈る一冊。
昭和の男
仁義なき男
おとぎの国に棲む男
革命を叫ぶ男
あとがき――金猫座の男たちとわたし