書誌情報

集英社文庫

恋飛脚 質屋藤十郎隠御用 四

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著者

著:小杉健治

あらすじ・概要

浅草の質屋『万屋』へ、竹紋の刺繍入りの財布を質入した男が、殺された。主人の藤十郎は、竹紋が自害した女形大瀬竹之丞のものと気づく。財布には大坂の質屋の証文が縫い込められていた。竹之丞が亡くなる前に、上方で芝居をしたことに繋がりがあると睨んだ藤十郎。折しも、鴻池から縁談が持ち込まれ、大坂へ向かうことに…。幕府を脅かす巨悪の陰が迫り来るなか、大逆転の名裁き! 痛快人情捕物帳。

第一章 大坂からの客
第二章 旅立ち
第三章 暗殺
第四章 喜多尾太夫